股関節痛の原因 ①
こんにちは!ふわ筋Lab 平井良磨です❗️
今回はシンプルに
「股関節の仕組みと原因筋」について
お話していきたいと思います!

股関節とは、太ももの骨の上端の骨頭が骨盤のくぼみにはまり込むようになって、関節を作
っています。 股関節は、周りの筋肉によって前後、左右、回したり自由自在に動かすこと
ができます。
・関節軟骨は、関節の表面を覆っている厚さ2~4mm程度の層です。健康な軟骨は股関節にかかる体重を吸収し、非常に滑らかに動きます。「変形性関節症」とは、関節軟骨がすり減り、骨も変形してしまいます。
・骨頭のおよそ2/3が骨盤のくぼみに包み込まれていることにより、安定性と、体重支持において重要な役割を果たしています。この覆いが不十分な状態を「臼蓋形成不全」と言います。
股関節の働きや形はイメージ出来たところで、では股関節痛が起きる仕組みをお話したいと
思います。
股関節周りには多くの筋肉がついています。特に股関節の前側には腰痛の原因筋になる筋肉
が通り、それ以外にも骨盤の横から後ろにかけて多くの筋肉がついています。
本来、股関節の関節軟骨には体重や股関節を動かした際の不可がかかりますが、軟骨が潰れ
るほどの負荷はなく、自由に動くことができます。つまり、太ももの骨の頭と骨盤のくぼみ
に遊びがある状態です。
しかし、股関節周りの筋肉が拘縮したらどうなってしまうでしょうか?
拘縮した筋肉の特徴を思い出してみてください。拘縮した筋肉は「太く・短く・硬い」状態
にあります。本来は柔らかく、伸び縮みし易い筋肉が拘縮してしまうと、太ももの
骨の頭と骨盤のくぼみの距離が近づき、押し付け合う力が生じてしまいます。
例えば、股関節の前を跨ぐ筋肉が多く拘縮したとします。その筋肉は太ももを後ろに伸ば
したり、腰を反ったりする際に伸びる筋肉ですが、拘縮することにより伸ばす動きをして
も伸びてこない状態になってしまいます。そこで無理に股関節を伸ばすと、どうなってしま
うでしょうか?
施術中、お客様に説明する際にはよくラーメン屋さんなどに置いてある「にんにく潰し」を
例えに話をします。にんにく潰しはテコの原理を使って、硬いにんにくに負荷をかけて潰し
ます。股関節周りの筋肉が拘縮してしまうと、股関節の関節軟骨には、このにんにく潰し
と同じ働きが起きてしまうのです。
本来伸びるはずの筋肉が伸びず、硬く短くなっており、太ももの骨は長く、その骨を動かそ
うとすると、にんにく潰しと同じ仕組みでテコの原理が起きます。そうすると股関節の関節
軟骨に過剰な負荷がかかり、軟骨の破壊や軟骨と骨の変形が起きてしまいます。それが慢性
の関節炎を引き起こし、股関節痛となります。その状態が長く続くと軟骨や骨がすり減り、
太ももの骨の骨頭と骨盤のくぼみが狭くなり、結果「変形性股関節症」となります。加齢現
象によって軟骨がすり減るという話のありますが、若い方でも股関節痛に罹る方は多くいら
っしゃり、年齢は関係はなく、その原因の多くは筋肉拘縮です。
次回は「股関節痛の原因筋」について、お話させていただきます!
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ではでは🙌
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