腰痛に効くお薬とは?④
こんにちは!ふわ筋Lab 平井良磨です❗️
今回は「痛み止めの本当の役割とは」について、お話
していきたいと思います!

「痛み止めを飲んで痛くなくなったから、もう治った!」と言う方を何人も見たことがあり
ます。しかしながら、ほとんどの方が「痛み止め」の効果が切れてしまうと痛みが再発して
しまいます。前回の記事でお話をしましたが、「痛み止め」とは、組織の損傷、慢性的な酸
素不足などによって炎症が引き起こされ、その際に生成されるはずのプロスタグランジンを
生成出来なくさせる働きがあります。
プロスタグランジンが痛みの原因になるので、その生成を抑えることで痛みを感じなくなり
ます。なんの知識もないと「痛みがない!治った!」と感じてしまうのも無理がありませ
ん。しかし、「痛み止め」の効果が切れてくると、また痛みが再発してしまうということ
は、それは根本的に改善されたと言えるのでしょうか?
確かに「痛み止め」の効果が効いている間に炎症が落ち着き、プロスタグランジンの生成が
徐々に現象し、結果的には痛みがなくなったということもあると思います。それはあくまで
炎症が治まっただけであり、「痛み止め」が根本原因を治した訳ではないのです。
ここで、ギックリ腰を例にお話ししたいと思います。
ギックリ腰は腰の筋肉の炎症が激痛を引き起こします。この時、「痛み止め」を飲まれる方
も多くいらっしゃると思います。炎症は3~4日で落ち着いてくるので、痛みの原因物質が生
成されなくなり、痛みがなくなります。
「痛み止め」がなくても痛みを感じなくなったので、もう完全に治ったと思うかもしれませ
んが、多くの方がギックリ腰を再発しています。何故でしょうか?